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2018.11.15
本当の配慮とは...
皆さん、こんにちは。
今日のブログでは配慮という言葉の本質についてのお話しをさせていただければと思います。配慮という言葉は様々なところで使われていますが、配慮とは突き詰めていくといったいどういうことにつながるのか、そして配慮とは何を一番大切にしていかないといけないのかについて僕の考えをお話しさせていただけたらと思います。
まず配慮という言葉を辞書で調べてみると『相手のために気を配ること』という意味が表示されます。僕が思う配慮の本質は『相手のために』というところにあるのだと思います。ここで考えてみていただきたいのは東京オリンピックのプレゼンテーションで言われた『おもてなし』という言葉についてです。日本は配慮が行き届いたという意味で『おもてなし』という言葉を用いたと思いますが、果たして日本のおもてなし的な考えは本当の配慮といえるのでしょうか。例えばクールビズで考えてましょう。暑い日は夏服を着ましょうという進言ですが、正直こんなのはただのお節介でしかありません。暑い、寒いというのは個人差がありますし、そのときの健康状態も関係してきます。このクールビズ以外にも日本の考える配慮は行き過ぎたお節介になっているケースが多数あるという印象が僕にはあります。そして行き過ぎたお節介はただ相手に不快な思いをさせるだけです。どうしてこのような過剰なお節介が増えてきているのかを考えていくと『相手のために』という意識が足りないのではないかと僕は思っています。では『相手のために』という意識を持つにはどういうことを心掛けていかないといけないのかについて次は考えていきたいと思います。
『自分がやられて嫌なことは相手にするな』と言われたことがある人はたくさんいると思います。ただこの言葉で注意しないといけないのは自分と相手が同じような思考をしていると思いがちな点です。人は1人1人が違う個性を持っていますし、生まれや育った環境も違います。だからこそ人は違って当たり前という考えを持つことが重要なのではないのでしょうか。そう考えることで分かり合おうとするためにしっかりと対話を試みます。様々な対話をしていけば様々な考え方を吸収することができ自分の器が広がります。ただし、『自分がやられて嫌なことは相手にするな』をしなくていいというわけではありません。これは正直なところやって当たり前なことであると僕は思っています。そこは勘違いしないでください。
最後に人間とは人と人の間という字で表します。1人1人は違った個性の間に立って考えるためには配慮が必要不可欠です。そして配慮とはどこまでも相手のためと考える行為です。そしてこの相手とは自分の目の前の1人です。目の前の1人のことを想いやることができればその輪が広がり多くの人を想いやることができると僕は信じています。
R&R教育研究所 中村 淳志
コメント
しでも照らし合わせて、社会の見方をかえて行こうと思いました。
これからも先生のブログを見させていただきます。
- 2018.12.21 21:04
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- 2018.12.21 20:42
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