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2018.12.06
直感と論理
皆さん、こんにちは。
今日のブログでは直感と論理についての僕の考えをお話させていただければと思います。
直感と論理というと相反する概念のように感じられるかもしれませんが、僕はむしろ逆でこれらの2つの概念は互いを補完し、高めあうものであると考えています。このように考えるに至った理由を言っていく前に直感と論理はそれぞれ辞書にはどのような意味で書かれているかと言いますと、
直感は推理や考察によらず、感覚によって物事の状況を瞬時に捉えること、論理は議論や論理を進めていく筋道、物事の間の法則的な繋がりと書かれています。このように辞書に書かれている意味だけでとらえると相反するようにみえますが、このいずれかに特化している人というのを考えていくと僕は偏った人をイメージしてしまいます。例えば、直感だけに頼っている人は行動は早いけど、根拠を整理していないので周りの人そして自分自身をかき乱します。逆に論理だけに頼っている人は計画は完璧なくらいにしあげるのにまだ完璧ではないとなかなか実行に移しません。この例で挙げたように直感だけ、論理だけということになってしまいますとバランスがくずれ、偏ってしまう、と考えると同時に過去の偉人を振り返ってみると皆が直感と論理をバランスよく兼ね備えていたと思います。
そもそも何かを決断するときを思い起こしてみてください。その決断をする最後の一押しは自らの直感です。ただし、その決断に至った判断材料を明確にしてあげないと周りは納得してくれません。その判断材料は論理という過去の蓄積から学んでいくものであると僕は思っています。
最後に学校など教育機関で教えることは論理であると僕は思っています。論理は先ほど書かせていただいたようにあくまでも判断材料の蓄積なのです。そして、決断の最後の一押しは各自の直感になります。だからこそ僕は若い世代の人には論理を学ぶと同時に自分の感性を信じ、磨いていってほしいと思っています。感性といったものにも人は衰えというものがきます。歴史を振り返ってみても閉塞感を打破してきたのは若い新しい感性であり、勇気ある直感です。そのこれからの感性、直感が発揮されるように僕も論理という判断材料をこれからの世代に教えていきたいと思います。
R&R教育研究所 中村 淳志