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2019.01.11

やりたいこと、できること、そして、必要とされること

 皆さん、明けましておめでとうございます。

おかげさまで無事に新年のスタートを切ることができました。今年もよろしくお願いします。

今日のブログのテーマにさせていただいた『やりたいこと、できること』は年始のテレビ番組での林修先生のお話から、『必要とされること』は先日、広島東洋カープに人的補償で移籍することになった長野久義選手のコメントから引用させていただきました。このお二人が話されていた内容がこれから社会に出ていく人、仕事について悩んでいる人にとても参考になると僕は感じましたので、お二人がどういう話をしたかを書かせていただきたいと思います。

年始の林修先生の出演された番組で林先生が高学歴であるが現在は企業に勤めていない若者たちに授業をするというコーナーがありました。このとき林先生は若者たちに『やりたいことは偶然、できることは必然』という言葉を送っていました。そして、やりたいこと、やりたくないことで決めるのもいいけど、できる、できないという見方も考えてほしいというメッセージも若者たちに送っていました。ここからはこの番組を見させていただいた僕の感想になりますが、やりたいことかつできることをすれば確かに最高です。きっと生き生きと毎日を過ごせると思います。しかし、あんまりやりたくないけど、周りからみたらできると思われているからやるというのも大切なのではないかとも思いました。これをやることで周りは感謝をしてくれます。感謝を得るというのも一つの充実ではないのかと僕は思います。

もう一人の長野選手のコメントですが、移籍が決まって第一声に『必要とされることは選手冥利に尽きます。』とコメントしていました。長野選手はドラフトで2度入団拒否をしてまで読売ジャイアンツに入団した選手です。これは僕の想像になりますが、きっと不満はあったと思います。にもかかわらず、そのことを少しも態度に出さずに必要としてくれたところで最大限やるというコメントをしたのはすごいの一言に尽きます。自分が好きな場所から突然異動しなくてはならなくなったことを想像してみてください。想像してみていただけると今回の長野選手の言動が本当にすごいことだと思っていただけるはずです。

最後に我々教育に携わるものは生徒たちと進路についての話をさせていただくとき『やりたいこと』についての話が中心になります。その結果、生徒たちも『やりたいこと』を考えます。もちろん自分が何をやりたいのかを考えるのは重要です。ただ、社会にでると『できる、できない』という軸で考えることもあるということを知っておいてほしいと僕は思っています。『やりたいこと』をやり続けることは最高だと思います。ただ、『必要としてくれるところで自分のできることを精一杯やる』ことも素敵なことではないかと僕は思います。皆さんはどう思いますか?

R&R教育研究所 中村 淳志

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