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2019.02.23
楽観と悲観
皆さん、おはようございます。
久しぶりのブログになってしまい、申し訳ございません。
今日は楽観と悲観についての僕の考えをお話させていただこうと思います。まず楽観と悲観についての一般的な傾向として『楽観』は前向きな思考、『悲観』は後ろ向きな思考という捉え方をされる印象があります。そのため楽観=ポジティブ、悲観=ネガティブという風に捉える方もいると思います。よって悲観的にならずに楽観的にいこうという考えが流行したのですが、悲観的な思考をやめようというのは違うのではないのかというのが僕の考えです。僕は悲観とは『物事は予測や予定通りにはいかない』と考えることであると思っています。言い換えれば悲観的な思考というのは想定できるあらゆる可能性に対しての対策を講じる思考であり、楽観というのは悲観的な思考を重ねに重ねて、もう悲観する事が考えられないとところまでいって初めて出てくる思考であると思っています。ですので、ただ楽観的にいこうというのは何も対策をせずに本番を迎えようとする危険な行為のように僕には感じられます。僕がもともと心配性なところがあるからこのように思うのかもしれませんが、これまでの自分の行いを振り返ってみても、なんとかなるだろうと思っていたことはだいたいのことは上手くいかなくて、大変なことになると思って対策を講じたものは思ったほど大変なことにならなかったというケースがほとんどです。
この悲観という準備を重ねに重ねるうえで初めて楽観という安心につながるというのはあくまでも僕の考えです。ただ、特にこれから受験や学年末試験を迎える生徒の皆さんに伝えたいこととしては悲観的に考えてしまうのは決して悪いことではないのだということです。不安を感じたのであれば可能な限りその不安に対しての対策を講じることに集中していってほしいというのが僕の願いです。
R&R教育研究所 中村 淳志